みらいあん事務局長であり、ボランティアフェア実行委員を務める三戸さんにお話を伺いました
糸島NPO・ボランティアフェア(以下、ボランティアフェア)は糸島市に拠点を置く「糸島市NPO・ボランティアセンターこらぼ糸島(以下、こらぼ糸島)」が主催として毎年開催しています。
「こらぼ糸島」は平成19年7月、NPOやボランティアなど市民活動をしている個人や団体、これから始めようと考えている方をサポートしていく目的で「こらぼ前原」として設立されました。平成22年の市町村合併に伴い「こらぼ糸島」へ改称していますが、志や目的は変わらず市民活動のサポートを積極的に行っています。
本日開催されている「ボランティアフェア」には、糸島市を中心として活動しているボランティア団体やNPO法人、福岡県下で活動している様々な団体も参加しています。今年で14回目の開催になり、参加団体は49団体。糸島市民のボランティア活動への関心の高さを感じて驚かされるばかりです。
みらいあんとしてボランティアフェアへ参加する背景としては、私達の活動をより多くの方に知っていただきたいという思いがあります。現在は福岡市内を中心に居住支援などを行っていますが、将来的には福岡県全域に支援の輪をひろげていきたいと考えています。今回で3回目の参加になりますが、今後も私達の活動を広く知っていただくためにも継続していきたいと考えています。
無事に今日のボランティアフェアが開催されて、個人的にはホッとしています。
本来であれば14回目のボランティアフェアは2020年に開催されるはずでした。こらぼ糸島さんを主体として、そこに集う各団体が実行委員会を編成し「ボランティアフェア」の実施方法や内容を数ヶ月かけて形作っていきます。しかし、2020年はコロナウイルスが猛威をふるい始めた年ということもあり、開催日が近づくに連れて懸念事項がますます増えていきました。実行委員会としても、開催日ギリギリまで検討を重ねました。しかし、最終的にはボランティアフェアの開催は難しいという判断となってしまったんです。
残念な気持ちはありましたが、気持ちを切り替え2021年の開催に向けて舵を切ったんです。2021年こそはコロナ終息とボランティアフェアの開催を願い活動を再開しました。コロナウイルスの完全終息は難しいけれど、万全なコロナ対策をした上での開催を検討することになりました。パーテーションやアルコール除菌など、コロナ対策となる備品を用意し、今年こそは開催するぞ!という気持ちで実行委員会をはじめ関係者は結束していきました。…しかし、2022年もコロナの影響で開催できませんでした。
苦しい2年間を経験し、今年こそ!という思いで今日まで準備を進めてきました。2年遅れにはなりましたが「第14回」のボランティアフェアが無事に開催できたことを嬉しく思っています。開催を願いながら、運営方法など試行錯誤を重ねた2年間が今日やっと結実したという気持ちです。
高瀬玲子【ストレスケアカウンセラー】
ストレスケア講座を開催させていただきました。自分ではなかなか判断することが難しい「ストレス」を数値化することで現在の自分の状態を客観的に把握し、誰もが「ストレス」と正しく付き合っていくことが大切であることをお話させていただきました。
10名程の方に来場いただき、参加者からは「ストレスに関心はあるが、どうやってストレスを解消したらいいのかわからない」という声も多くいただきました。ストレスケアカウンセラーとして、ストレスとの付き合い方や解消方法を広く周知していく必要があることを感じさせられる機会になりました。
宮下朗【はがき絵アーティスト】
はがき絵体験ブースとして出店させていただきました。
普段は「はがき絵教室」で生徒さんに水彩画を教えたり、高齢者施設のレクレーションとして多くの方と一緒にはがき絵を創作する活動をおこなっています。
今日は、小さな子どもから高齢の方までたくさんの方に「はがき絵」を体験いただきました。作品を作っているときには「あ〜失敗しちゃった」「上手にできた」様々な声が聞こえてきます。見本と違う作品になったとしても、みんな最後には笑顔で嬉しそうに自分の作品を持って帰るんですね。その度に私も嬉しい気持ちになりますよ。
はがき絵には、そういった魅力があることを再び実感させられました。
溝口喬也【㈱つなぐ看護師.com】
つなぐ看護師.comでは訪問看護と福祉タクシーのサービスを展開しております。
今回は福祉車両を製造販売している日産福岡販売様のご協力のもと、実際の車両を展示させていただきました。来場者には車いすに乗ったままの乗車体験をしていただき、普段経験することのできない体験に驚きや楽しさを感じていただけたと思います。
高齢の両親がいる方や障がいのある子どもをもつ方など、日常的に「移動する」ということに悩みを抱えている方にとって福祉車両は大きな助けになります。
「毎年桜を見に行っていた公園に今年も行きたい」
「若い頃に過ごした、思い出の街にもう一度行きたい」
高齢や障がいが原因で自由に「移動する」ことができない人々にとって、福祉タクシー事業を展開する私達の果たす役割は大きいと感じています。年齢や健康状態に関わらずみんなが笑顔で過ごせる日々の実現に、これからも邁進していきたいと改めて思いました。