【Skill UP】かなでる 西川氏

スキルアップセミナー西川

みらいあんには志を共にする会員さんが多く所属
しています。

月に1回、1名の会員さんを講師として迎え、
事業に対する想いや将来像など様々なテーマで
講演いただいております。

セミナーを開催することで、他業界の新しい情報に
触れ、気づきを得るとともに会員同士の絆を深める
ことに繋がってほしいと願っています。


今回の講師は「かなでる」の西川さんです。

お客様の人生をインタビューして本をつくるという
全国でも珍しい自分史制作事業を展開しています。

どんな講演になるか楽しみですね!

講演前風景

【プロフィール】

社名:かなでる

役職:代表

氏名:西川 直

事業:自分史制作事業


2022年に創業し1年間で多数の自分史を制作

日本で唯一の自分史アドバイザー資格を活かし

インタビューから編集、デザインまで自社で行う

自分史に特化したクリエイター


社名「かなでる」の由来は?

自分史を簡単に説明すると「人生を形に残すこと」
です。

この事業において「人生」というキーワードは重要
になってきます。

実は社名の「かなでる」は「人生」という概念を
「音楽」という別の形で表現したものなんですね。

曲を構成するのに欠かせないものは音符です。音符
は人生で直面する様々な経験や出来事を表しており
歳を重ねるごとにその音符が五線譜上に整然と並ん
でいきます。
一曲となった音楽は、その人物に奏でられることで
「人生」へと昇華するという考えから
「奏でる」=「人生」であるとインスピレーション
を受け「かなでる」という社名にしたんです。

人々が奏でた人生を「かなでる」が五線譜という
原稿に綴り、そして後世に引き継がれる大切な曲
である自分史として形に残していく。
そんな想いを込めた社名なんですね。


自分史とインタビュー風景

どんな事業をしているの?

お客様の人生をインタビューして、その内容を本に
する「自分史」制作の事業を展開しております。

人生で起こった様々な出来事を思い出の写真ととも
に掲載し、人生のダイジェストを「自分史」という
形で残す
サービスです。

自分史をご自身で書くとなると、まずは思い出す
作業が必要になり、そしてそれを文章に書き起こす
必要があります。文章を書くことが苦手という人に
とっては、非常に骨の折れる作業なんですね。

私達の自分史制作サービスはインタビューに答えて
いただくだけで自分史を制作することができるもの
になっています。文章を書いたり、章立てを考えた
り、デザイン制作や印刷会社への入稿など必要あり
ません。

自分史を残すという文化を広げていきたいという想
いから、インタビューという形式をとっています。

多くの方が気軽に自分史を作れるサービスを今後も
拡充させていきたいと思っています。


手をつなぐ

自分史を作る人はどれくらいいるの?

自分史を専業としている会社は日本ではほとんど
ありません。それは、自分史を残すという文化が
残念ながら日本には根付いてないことが背景にある
んですね。

実際、日本人の99%の人は自分史を作らずに生涯
を終えます。多くの人は「自分の人生なんか大した
ものではない。本にするほどのモノじゃないよ」と
思っていることを肌で感じます。

それは「自分」よりも「他人」を敬う、日本なら
ではの文化に起因するものだと考えています。
「他人」を敬うことで相対的に「自分」は下に位置
してしまうんですね。そのため多くの人々は「自分
」のことを優秀だとか価値のある人間だとか思えな
いんです。

礼儀正しく、規律を守るという日本人らしさを作り
出す大切な文化である一方で、自分を正しく評価で
きないという負の側面も作り出してしまっているん
です。

しかし、自分では「大したものじゃない」という
人生でも、子どもたちから見ればどうでしょうか。
両親の人生を知りたいと思わないでしょうか。

きっと子どもたちも、あなたと同じように人生の
壁に何度もぶつかっていくでしょう。もしかした
ら、偉人の自伝や自己啓発本を手にとって打開策
を模索するかもしれません。

父や母、祖父や祖母の自分史は、そんなときに
きっと子ども達を救ってくれるものになります。
大げさかもしれませんが、自分史はひとつの「愛」
の形
なんです。

決して「あなたの人生は価値のないもの」ではあ
りません。


ギャラリー

次回は【Toi toi toi:みらいあん 三浦理事】