3月28日天神あすみんにて、NPO法人みらいあん主催の終活イベントが開催され、事前予約した10名ほどが参加した。2024年は団体設立から10年目の節目を迎え、設立当初から開催してきた「終活イベント」は形を変え、新たな試みとしてスタートする。
事務局を務める「自分史〜かなでる〜」のプロカメラマンによる無料スタジオ撮影会を中心に様々な講師を迎え、シニア向けに役立つ情報を展開する。セミナーは2部構成をとり、1部ではセミナー講師を招いて「終活、相続」だけにとどまらず、シニア向けに特化した情報を提供する。2部では「シニアフォト撮影会」が開催され、会場に設置されたスタジオでプロカメラマンによる撮影を体験できるイベントとなっている。
参加費は無料となっており、撮影した写真をプロが手直ししデータで渡すところまで無料となっている。写真館に行って撮影する機会も少なくなったシニアに向けて、エンディングフォトとして使ったり、マイナンバーカードや免許証、SNSプロフィールなどで使用してほしいとかなでる秋吉氏は語る。
今回のゲスト講師はエスアンドエフ福岡代表の小森氏。終活ガイド1級を取得され現在は墓石清掃業を展開している。「終活の道しるべ」と題し「終活を始めたいけれど、何から手をつけていいかわからない」という困りごとを抱える方に向けてわかりやすくお話いただいた。
50代まで終活とは無縁の業界で長年サラリーマン生活を送ってきた小森氏だが、その生活は実母の死によって、大きく変化するものとなる。独居での生活を送って来た母の家には、多くのモノがあふれており、その遺品整理を通して「終活」の重要性を知ったのである。定年間近にサラリーマン生活を捨てて、終活の啓蒙活動に尽力し、数多くのセミナーを開催してきた。
セミナーの中では、終活の全体像を捉え、必要に応じて個別に対応する必要があることを伝えている。参加者の家庭環境は様々であり、夫婦ともに存命のところもあれば、夫を亡くし一人で生活している人や、生涯独身でお一人様の方もいる。様々なライフスタイルがある中で、絶対にこの順番でこの項目をやってください、ということはない。終活という大きな枠の中で、自分にとって必要な項目だけを一つ一つ整理していけば、最後には心の整理につながり、残された時間を有意義に過ごすことができるのだ。
※ 4月25日開催の「シニアフォト撮影会&終活セミナー」で小森氏による講演を予定しております。ぜひ、会場で詳しい内容をお聞きください。
イベントへのお問い合わせは…
自分史〜かなでる〜
050-3637-7890【秋吉】
次回は【ぶらウォーク福岡in福岡城址花見コース】